グラフとソフトウェア

 すべてのソフトウェアはグラフである.近年このようなアイデアが流行している.事実かどうかは疑わしいが,私は納得させられた.スタックやキューも,ソートもサーチも,ビッグデータもAIも,確かにグラフである.グラフは集合論をもとにしている.これはSQLも同じだ.グラフは表にもなれる.また,写像にも関手にもなれる.グラフの変態は見事だ.リーマン予想や宇宙物理学でもグラフが出てきているから,グラフは普遍的な言語なのだろう.最近新しいグラフが次々に発明されたことも,グラフの多様さに寄与している.
 私はグラフの研究を進める一方,せっかく新しいグラフを考えついているのだから,ソフトウェアのアルゴリズムを作ってしまおう,という動機でSQLグラフの研究を始めた.お金になることも考えるが,仮にすべてのソフトウェアエンジンがグラフで作られたとして,そのうえで誰も考えたことがなかったグラフを発明したなら,誰も作れないソフトウェアができることになる.これは興奮する.よって,グラフを使ってソフトウェアがソフトウェアらしくあるためのエンジンをこのブログで公開していくことに決めた.
 情報系の大学が公開しているシラバスを参考に,アルゴリズム・図説・ソースコードの三本立てで記事を書いていく.まずは丸々覚えても問題ないので,応用が利くように願っている.さらに,最新の論文紹介や自分の研究成果を公開するためにもこのブログを利用する.いつしかグラフの実装ならこのブログだと認知されるようにしたい.そして,そのエンジンが多くの開発現場で利用され,少しでもソフトウェアの動作が改善されることを祈っている.